刈屋村(読み)かりやむら

日本歴史地名大系 「刈屋村」の解説

刈屋村
かりやむら

[現在地名]新里村刈屋

閉伊川の支流刈屋川流域にあって、茂市(もいち)村の北に位置。年月は不詳だが田鎖氏の一族刈屋氏が来住し村の開発に当たったという。当地貴船(きぶね)神社に永正一八年(一五二一)銘の獅子頭があることから(岩手県金石志)、来住はそれ以前のことと思われる。刈屋川とその支流倉(くら)の沢に挟まれ、細長く延びた尾根上に刈屋館跡がある。その大手口にあたる先端足下に高昌(こうしよう)院がある。高昌院由来書によれば刈屋氏の祖上野介高義は田鎖(たくさり)城(現宮古市)城主丹波守朝政の次男で、永正一三年采地を刈屋に移し三〇〇町を領する刈屋の豪主となり、蓬内(よもぎない)に築城したとされる。刈屋氏の譜(参考諸家系図)によれば「仮屋某」が南部利直から当村に二〇〇石を与えられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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