初校(読み)ショコウ

精選版 日本国語大辞典 「初校」の意味・読み・例文・類語

しょ‐こう‥カウ【初校】

  1. 〘 名詞 〙 第一回目の校合や、印刷で第一回目の校正。最初の校正。また、その紙。
    1. [初出の実例]「凡挍麁書。長功日六十紙。中功五十紙。短功紙。再挍各加初挍十紙」(出典延喜式(927)一三)
    2. 「此夜恰も印刷所より初校の刷物始めて到る」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉刊行日記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の初校の言及

【校正】より

…ついで対外的意味での最初の校正刷りが作られ,印刷所から印刷物の依頼者(出版社,著作者,編集者など)に届けられる。これを初校という。第1回目の校正,すなわち初校がすむと,その校正刷りには〈要再校〉と記して印刷所に返され,第2回目を再校,第3回目を三校と呼び,必要に応じて回数が重ねられる。…

※「初校」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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