初物食(読み)はつものぐい

精選版 日本国語大辞典 「初物食」の意味・読み・例文・類語

はつもの‐ぐい ‥ぐひ【初物食】

〘名〙
初物を好んで食べること。初めてのものや新しいものなどを好んで食べたり手に入れたりすること。また、その人。
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「茶漬飯が、八百善料理よりも美味(うま)かったやうな事を云って初物喰(ハツモノグヒ)虚栄心を満たしたものである」
② 新しい人となら誰とでも交際する人。また、処女ばかりをねらう好色家。〔最新百科社会語辞典(1932)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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