別所神社(読み)べつしよじんじや

日本歴史地名大系 「別所神社」の解説

別所神社
べつしよじんじや

[現在地名]能登島町島別所

島別所しまべつしよ集落の外れにある。祭神は八上媛命。旧村社。社蔵の幢幡箱蓋裏の天文一七年(一五四八)九月一〇日の紀年銘によると、中央院(石動山か)の住僧印隆や守護被官誉田氏の代官岡氏らが如法経の幡一三流を納めている。平安末期から鎌倉初期頃の作と推定される木造毘沙門天像のほか、室町期の木造男神像も残されており、境内の通称古別所宮前ふるべつしよみやのまえから近世素焼の泥像が一括出土している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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