利津(読み)りしん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「利津」の意味・わかりやすい解説

利津
りしん / リーチン

中国、山東(さんとう)省北部、黄河(こうが)河口左岸の東営(とうえい)市に属する県。人口29万7100(2008)。1855年、河南(かなん)省の銅瓦廂(どうがしょう)での決壊ののち、黄河の河口が黄海(こうかい)側からこの地域に移動した。小麦コウリャンのほかワタの栽培が盛んである。河口部は毎年3キロメートル伸び、沿岸は土壌の塩類土化が進んでいる。県政府は土壌の活用方法を積極的に模索している。

[駒井正一・編集部 2017年1月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む