削岩鏨(読み)さくがんたがね(その他表記)steel drill; chisel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「削岩鏨」の意味・わかりやすい解説

削岩鏨
さくがんたがね
steel drill; chisel

石のみともいう。一端刃先がついており,岩石穿孔,くさび割りなどに用いられる鋼棒。断面の形は円,六角,八角,その他で中空のものが多く,刃先には一文字形,十文字形,その他の形のものがある。材質は一般に高炭素鋼で,運搬上の便などから本体部分ロッドと刃先部分ビットとを取りはずし可能にしたデタッチャブル・ビットがもっぱら用いられるようになってきている。デタッチャブル・ビットには炭素鋼超硬合金チップを植込んだものが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android