前仕手(読み)マエジテ

デジタル大辞泉 「前仕手」の意味・読み・例文・類語

まえ‐じて〔まへ‐〕【前仕手】

《「まえして」とも。ふつう「前ジテ」と書く》能または狂言で、前後二場からなる曲の中入りより前に出るシテ。⇔のち仕手

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前仕手」の意味・読み・例文・類語

まえ‐じて まへ‥【前仕手】

〘名〙 (「まえして」とも。ふつう「前ジテ」と書く) 前後二場からなる能・狂言で中入(なかいり)の前に登場するシテ。⇔後仕手(のちじて)
現代からみた能の歴史(1970)〈戸井田道三〉イレコ構造「『鉢木』も二場構成であるが、前シテも後シテも佐野源左衛門その人で」

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