前件否定虚偽(読み)ぜんけんひていのきょぎ

精選版 日本国語大辞典 「前件否定虚偽」の意味・読み・例文・類語

ぜんけんひてい‐の‐きょぎ【前件否定虚偽】

  1. 〘 連語 〙 仮言的三段論法についての形式的虚偽一つ大前提仮言的判断前件小前提で否定され、後件結論で否定されるために生じる虚偽。たとえば、「もし正しい神があるなら、悪人は滅びる。正しい神はない。ゆえに悪人は滅びない」の類。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 連語

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む