前玉村(読み)さいたまむら

日本歴史地名大系 「前玉村」の解説

前玉村
さいたまむら

[現在地名]榛原町坂部さかべ

高尾たかお川を挟んで外久保とのくぼ村の東に位置し、同川の河岸段丘上に立地する。北は湯南原とうなんばら台地青柳あおやぎ村へ続く。「掛川誌稿」には「此村より東南は平地にして水田多く、又坂口の山前なれは、前玉は前田間なるべし」と記される。永禄一二年(一五六九)一〇月四日の知行書立写(松平乗承所蔵古文書)に松平真乗に引渡される知行分として前玉両郷一四九貫二五〇文とみえ、同年一二月一三日「さいたま」など二〇〇貫文が真乗に与えられた(「徳川家康判物写」松平家所蔵文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む