前田 陳爾(読み)マエダ ノブアキ

20世紀日本人名事典 「前田 陳爾」の解説

前田 陳爾
マエダ ノブアキ

大正・昭和期の棋士 囲碁9段。



生年
明治40(1907)年11月22日

没年
昭和50(1975)年7月3日

出生地
兵庫県

別名
俳号=烱子

経歴
15歳で久保松勝代門に、16歳で上京、本因坊秀哉門下となった。大正13年入段。“鬼童丸”といわれ、木谷実らとともに大活躍。昭和22年坂田栄男らと「囲碁新社」を結成したが、24年日本棋院に復帰した。38年9段。“詰碁神様”と呼ばれた詰碁の大家俳句文筆もよくし、著書に「碁のこころ」「次の妙手」「置碁辞典」「きる・切る・斬る」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android