前芝(読み)まえしば

日本大百科全書(ニッポニカ) 「前芝」の意味・わかりやすい解説

前芝
まえしば

愛知県豊橋市(とよはしし)西部の一地区。旧前芝村。豊川(とよがわ)河口右岸に位置し、近世吉田藩外港として栄えた。1669年(寛文9)設置の前芝灯明台が現存し県史跡に指定されている。三河のり発祥地としても知られる。前芝海岸は干潟になっていて、潮干狩でにぎわう。また、冬にはカモ類が数多く飛来する。豊川の対岸とは国道23号の豊川橋で結ばれる。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android