前里村(読み)まいざとうむら

日本歴史地名大系 「前里村」の解説

前里村
まいざとうむら

[現在地名]平良前里まえざと

池間いきやま島の南西部に位置する。方音ではマィザトゥ。平良ぴいさら間切に属する。乾隆三一年(一七六六)池間いきやま村より分立した(「球陽」尚穆王一五年条)祭祀は池間村と共同でウハルズ御嶽(通称ナナムイ)を中心に行われている。宮古島の諸村位定では布中・石下(里積記)。与世山親方宮古島規模帳によれば、伊良部いらぶ(現伊良部町)における前里村の海垣の設置範囲は「竹平より鯖沖迄千四百五拾四間」となっており、当村民も同島の佐那浜さなはまなどに渡って耕作していたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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