剣梅鉢(読み)けんうめばち

精選版 日本国語大辞典 「剣梅鉢」の意味・読み・例文・類語

けん‐うめばち【剣梅鉢】

  1. 〘 名詞 〙 紋所の名。単弁の梅花三枚の間に剣先を配した形のもの。加賀前田家の紋として有名。
    1. [初出の実例]「当時有名な煙管商、住吉屋七兵衛の手に成った、金無垢地に、劔梅鉢(ケンムメバチ)の紋ぢらしと云ふ、数寄を凝らした煙管である」(出典:煙管(1916)〈芥川龍之介〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android