精選版 日本国語大辞典 「剥出」の意味・読み・例文・類語 むき‐だし【剥出】 〘 名詞 〙 ( 形動 )① おおわないですっかり出してしまうこと。露出すること。また、そのさま。まるだし。[初出の実例]「天窓(あたま)が鬟(かつら)だからなんぼ女ぶりを見せたくっても、むき出しぢゃア歩行(あるけ)めへぜ」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)二)② 考え、感情、欲望などを、隠さないで表現や態度に表わすこと。あからさまであること。露骨なこと。また、そのさま。[初出の実例]「実に木正味(きしゃうみ)むき出しの真剣勝負」(出典:滑稽本・風来六部集(1780)放屁論)「露骨(ムキダシ)に女の方を見るのを慎しんでゐた」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉停留所) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例