副低気圧(読み)ふくていきあつ(英語表記)secondary cyclone

精選版 日本国語大辞典 「副低気圧」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ていきあつ【副低気圧】

〘名〙 低気圧台風が通過するとき、地形影響二次的に生じる低気圧。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「副低気圧」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ていきあつ【副低気圧】

低気圧の等圧線の一部が、地形の影響で膨れてできる小さな低気圧。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「副低気圧」の意味・わかりやすい解説

副低気圧
ふくていきあつ
secondary cyclone

母体の主低気圧の影響圏内で発達する低気圧。発生当初の中心気圧は主低気圧よりも低い。中緯度では前線上で発生する場合が多いが,地形の影響も受ける。日本では,台風が四国沖にあるとき,若狭湾方面に副低気圧が発生しやすい。一般に副低気圧が発達を続けると主低気圧は弱まり,やがて副低気圧が主低気圧となる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android