副車(読み)そいぐるま

精選版 日本国語大辞典 「副車」の意味・読み・例文・類語

そい‐ぐるまそひ‥【副車】

  1. 〘 名詞 〙そえぐるま(副車)
    1. [初出の実例]「 ソヒクルマ」(出典:観智院本名義抄(1241))

そえ‐ぐるまそへ‥【副車】

  1. 〘 名詞 〙 従者に貸し賜わる車。また、乗り換え用として用意する車。ひとだまい。ふくしゃ。そいぐるま。〔二十巻本和名抄(934頃)〕

ふく‐しゃ【副車】

  1. 〘 名詞 〙 従者に貸し賜わる車。そえぐるま。ひとだまい。〔広益熟字典(1874)〕 〔史記‐留侯世家〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「副車」の読み・字形・画数・意味

【副車】ふくしや

そえ車。〔史記、留侯世家〕秦皇東游す。(張)良、客と秦皇浪沙中に狙(そげき)し、りて副車に中(あ)つ。秦皇大いに怒り、大いに天下に索(もと)め、を求むること甚だなり。~良乃ち名姓を(か)へ下(かひ)にす。

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