割引債利付債(読み)わりびきさいりつきさい

改訂新版 世界大百科事典 「割引債利付債」の意味・わかりやすい解説

割引債・利付債 (わりびきさいりつきさい)

券面に利札(りさつ)がなく,額面から利息分を差し引いた値段で発行され(割引発行),償還時に額面価額で元本が返済される債券割引債といい,これに対し,券面に利札の付いている債券を利付債という。割引債の代表としては,割引金融債(〈金融債〉の項参照)のほか,割引国債(期限5年)などがある。また利付債は,大半の債券類がそうであり,利付金融債(〈金融債〉の項参照)はいうに及ばず,社債地方債中期利付国債(期限2~4年),長期利付国債(同10年)など,みな利付債である。なお,利札とは,債券利子の支払保証券で,通常,券面に刷り込まれており,一定の利払日に1枚ずつ切り離して利払いを受ける。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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