割殻(読み)われから

精選版 日本国語大辞典 「割殻」の意味・読み・例文・類語

われ‐から【割殻】

  1. 〘 名詞 〙 甲殻綱ヨコエビ目(端脚類)ワレカラ科に属する節足動物総称。体はきわめて細い円筒状で、頭部と七胸節からなる。体長一~四センチメートル。前あしは特に大きくカマキリに似る。第三・四胸節には葉状あるいは棒状えらがある。おもに海藻の間にすみ、体を屈伸して運動する。体は褐色を帯びるものが多い。すべて海産。オオワレカラトゲワレカラなどがある。和名は乾くと体がわれることに基づくという。緩慢な動作と奇妙な形から、多く「我から」に言いかけて歌にも詠まれる。→我(われ)から。〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「割殻」の解説

割殻 (ワレカラ)

動物。ワレカラ科に属する種類の総称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む