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端脚類 たんきゃくるいamphipod

翻訳|amphipod

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

端脚類
たんきゃくるい
amphipod

軟甲綱端脚目 Amphipodaに属する甲殻類総称ヨコエビ類(→ヨコエビ)と呼ばれる。一般に体長 0.5~2cmであるが,20cmをこえる種も知られている。体は左右に側扁し,頭部,7胸節,6腹節からなる。多様な習性とともに形態の変異が著しいが,基本的には 2対の触角,1対の複眼,7対の胸脚,3対の腹肢をもつ。第1胸脚,第2胸脚は顎脚と呼ばれ,鋏状の構造となる。世界で約 5600種が知られ,100近い科に分けられている。ほとんどが海産であるが,陸上に産するものも約 100種あり,湿地,河川,湖沼,地下水などに生息する。(→節足動物軟甲類

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世界大百科事典 第2版の解説

たんきゃくるい【端脚類 scuds】

軟甲亜綱フクロエビ上目端脚目Amphipodaに属する甲殻類の総称。種類多く,約5600種が知られる。ヨコエビトビムシ(ハマトビムシ),ワレカラクラゲノミなど,多くは海産であるが,淡水,半鹹水(かんすい)から地下水にも生息しており,ハマトビムシなど陸生のものは湿気の多い日陰の場所に生活している。体長数mm~140mm(最大は282mmであるが種未定)。一般に体に着いている脚のうち,第5胸節のものまでは前向きに,第6胸節以後のものは後向きになっており,体の中央を中心に両端に向きの異なる二つの形の脚をもっているように見える。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

端脚類
たんきゃくるい

節足動物門甲殻綱端脚目Amphipodaに属する動物の総称。潮間帯から深海までに多いほか、陸上の湿地や河川、湖沼、洞穴などに生息する。体長は一般に1センチメートル内外の種が多い。世界で5000種以上が知られ、毎年多数の新種が記載されている。頭部に続いて7胸節、6腹節からなり、強く側扁(そくへん)している。胸節と腹節には1対ずつの付属肢があり、胸節の前2対は第1、第2顎脚(がっきゃく)とよばれ、大きなはさみをもっている。[武田正倫]

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世界大百科事典内の端脚類の言及

【トビムシ(跳虫)】より

…これらは陸上に出ると跳躍して運動するので,一般にトビムシとも呼ばれる。また,陸生種を多く含むハマトビムシ科Talitridae(英名sand hopper,sand flea,beach flea)に属する種類も一般にトビムシと呼び,この名が和名につけられている。ハマトビムシOrchestia platensisは体長10mmくらい。…

※「端脚類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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