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創作版画 そうさくはんが

百科事典マイペディアの解説

創作版画【そうさくはんが】

画家が版下を描くだけでなく,彫(ほり)・摺(すり)も自ら行い,自己の芸術的純粋性をめざした版画。明治末年,《白樺》や《方寸》等による西洋美術の紹介や,浮世絵版画の衰退を機に,山本鼎織田一磨らを中心に主張された。
→関連項目版画木版画

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世界大百科事典内の創作版画の言及

【日本創作版画協会】より

…1918年山本鼎,織田一磨,戸張孤雁,寺崎武男らによって結成された美術団体。従来,浮世絵の制作は画師と彫師と摺師の分業が通常であり,明治になっても小林清親,橋口五葉らはその方法に従ったが,明治末からすべての工程を一人の作家が行う,いわゆる創作版画がつくられるようになった。ことに1907年石井柏亭,森田恒友,山本鼎が創刊した雑誌《方寸》は創作版画制作の風を大いに助長した。…

【版画】より

… しかし優れた〈画家の版画家〉が多く現れ,ことに19世紀のリトグラフ(石版画)の実用化は製版技術を容易にさせ,版画技術にとらわれない画家の参加を促して,19世紀の末ころから〈複製版画〉に対して〈オリジナル版画〉という意識が明確化した。日本でも20世紀の初めには石井柏亭(はくてい)らによって〈自画・自刻・自摺〉を標榜(ひようぼう)する〈創作版画〉運動が起こされた。オリジナル版画の概念は版画の芸術性を高めることに貢献したことは確かである。…

※「創作版画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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