功物(読み)コウブツ

デジタル大辞泉 「功物」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぶつ【功物】

中世幕府家人けにんが仕官するとき、官に応じて朝廷に納入した物品

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精選版 日本国語大辞典 「功物」の意味・読み・例文・類語

こう‐ぶつ【功物】

  1. 〘 名詞 〙 平安時代以来、造寺造宮などの費用にあてるために売官が行なわれた際、任官される官に応じて納入した一定額の銭貨
    1. [初出の実例]「西国住人等号神人、構事於左右、好寄物功物之沙汰、致狼藉間」(出典新編追加‐天福二年(1234)三月一日)

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