デジタル大辞泉 「加ゆ」の意味・読み・例文・類語 くわ・ゆ〔くはゆ〕【加ゆ】 [動ヤ下二]《「くわ(加)う」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「くわゆる」となる例が多い》「加える」に同じ。「かやうのおとなげなき小節に、詞も―・ゆる能登の守にあらねども」〈浄・女護島・一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「加ゆ」の意味・読み・例文・類語 くわ・ゆくはゆ【加】 〘 他動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段活用の「くはふ」から転じて、室町時代頃から用いられた。多く、終止形は「くはゆる」となる ) =くわえる(加)[初出の実例]「ジヒ ワ タニン ノ ナンギ ヲ フビン ト ヲモウテ、ソレ ヲ ワガ ウエ ニ ウケ カカリテ リョウケン ヲ cuuayuru(クワユル) ヤク ナリ」(出典:信心録(ヒイデスの導師)(1592)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例