加世田鎌・加世田包丁(読み)かせだかま・かせだほうちょう

事典 日本の地域ブランド・名産品 「加世田鎌・加世田包丁」の解説

加世田鎌・加世田包丁[金工]
かせだかま・かせだほうちょう

九州・沖縄地方、鹿児島県の地域ブランド。
南さつま市加世田地区で製作されている。江戸時代薩摩藩は加世田の郷士に生計手段として鍛冶業を奨励した。加世田包丁日本刀と似た手法でつくられる。加世田鎌両刃の丈夫さに刀鍛冶の技術がいかされている。研ぎあげられた刃は鋭く、一本の包丁野菜・肉・魚すべてに兼用できる便利さがあり、耐久性も兼ね備えている。鹿児島県伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android