加恵村(読み)かえむら

日本歴史地名大系 「加恵村」の解説

加恵村
かえむら

[現在地名]七城町加恵

北は迫間はざま川を隔てて高田たかた村、東・南は高島たかじま村に接する。村の北端を迫間川が西へ曲流する。東側を椎持しいもち往還が通る。一帯に条里制がしかれたとされ、村西端に大坪おおつぼの地名が残る。「和名抄」の辛家からいえ郷に比定されている。

応永六年(一三九九)三月五日、戸賀崎氏範は九州探題渋川満頼の旨を受け、鳥羽・宮川両氏に対し「加江村」などの地を詫磨満親代官に引渡すよう命じている(「戸賀崎氏範施行状」詫摩文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android