加被力(読み)かびりき

精選版 日本国語大辞典 「加被力」の意味・読み・例文・類語

かび‐りき【加被力】

  1. 〘 名詞 〙 神仏衆生を助けるために慈悲をお加えになる力。加威力(かいりき)
    1. [初出の実例]「何もしらねども、仏の加備力の故に尼入道などのよろこばるるをききては、人も信をとるなり」(出典:蓮如上人御一代記聞書(16C後)本)
    2. [その他の文献]〔大宝積経‐一八〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android