加賀蓑(読み)カガミノ

デジタル大辞泉 「加賀蓑」の意味・読み・例文・類語

かが‐みの【加賀×蓑】

加賀国から産出した。細い草で作り、上に萌葱糸もえぎいとの網を掛けた上品なもの。武士粋人が着用した。

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精選版 日本国語大辞典 「加賀蓑」の意味・読み・例文・類語

かが‐みの【加賀蓑】

  1. 〘 名詞 〙 加賀国(石川県南部)で作られる上等な蓑。細い草を用いて作り、肩から背の部分に、萌葱(もえぎ)の糸で編んだ網をかけた。
    1. 加賀蓑〈金々先生栄花夢〉
      加賀蓑〈金々先生栄花夢〉
    2. [初出の実例]「此中買ふた、加賀蓑(ミノ)を出しおれ」(出典談義本・教訓雑長持(1752)三)

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