デジタル大辞泉 「萌葱」の意味・読み・例文・類語 もえ‐ぎ【×萌×葱/×萌黄】 《葱ねぎの萌え出る色の意》1 黄と青の中間色。もえぎいろ。もよぎ。2 襲かさねの色目の名。表裏ともに1の色のもの。また、表は薄青、裏は縹はなだ色ともいう。[補説]1で、類似した二つの色をさすことがある。明るい緑色は「萌黄」、濃い緑色は「萌葱」と書き分けることが多い。[類語]緑・緑色りょくしょく・翠緑すいりょく・深緑しんりょく・草色くさいろ・柳色・松葉色・利休色・オリーブ色・グリーン・エメラルド・エメラルドグリーン・黄緑・深緑・浅緑 もよ‐ぎ【×萌×葱/×萌黄】 「もえぎ」の音変化。「君が春蚊屋は―に極りぬ/越人」〈去来抄〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「萌葱」の意味・読み・例文・類語 もよ‐ぎ【萌葱・萌黄・萌木】 〘 名詞 〙 ( 「もえぎ(萌葱)」の変化した語 )① =もえぎ(萌葱)〔運歩色葉(1548)〕② 「もよぎおどし(萌葱威)」の略。[初出の実例]「萌黄(モヨギ)、火威(ひをどし)、紫糸、卯の花の妻取たる鎧に」(出典:太平記(14C後)三一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例