加賀見山(読み)かがみやま

百科事典マイペディア 「加賀見山」の意味・わかりやすい解説

加賀見山【かがみやま】

容楊黛(ようようたい)作の浄瑠璃,またこれに基づく歌舞伎劇。本外題加賀見山旧錦絵(こきょうのにしきえ)》。1782年初演。〈鏡山〉とも書く。松平周防守の邸で実際あった女どうしの仇討事件に加賀騒動をからませて脚色。町家出の中老(ちゅうろう)尾上(おのえ)が先輩の局(つぼね)岩藤にはずかしめられて自殺,召使お初が仇を討つまで。御殿女中の生活を活写して人気をとり,現在に伝わった。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「加賀見山」の解説

加賀見山
(通称)
かがみやま

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
加賀見山廓写本 など
初演
安永9.12(大坂・藤川座)

加賀見山
かがみやま

歌舞伎・浄瑠璃の外題。
初演
寛政2.7(大坂・浅尾弥太郎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android