劫臈を経る(読み)こうろうをへる

精選版 日本国語大辞典 「劫臈を経る」の意味・読み・例文・類語

こうろう【劫臈】 を 経(へ)

  1. 年功を積んで巧みになる。劫量経る。こうろへる。
    1. [初出の実例]「入江町の夜鷹と成て〈略〉功労(カウラウ)へて、三十振袖の、洒者(しゃれもの)とはなりぬ」(出典洒落本跖婦人伝(1753))
  2. 年を重ねる。年をとって、あやしくふるびてくる。甲羅をへる。劫量経る。こうろへる。
    1. [初出の実例]「こうろうをへると(どじょう)も猫にばけ」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻八上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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