労兵(読み)ロウヘイ

デジタル大辞泉 「労兵」の意味・読み・例文・類語

ろう‐へい〔ラウ‐〕【労兵】

労働者兵士
疲れた兵士。
雌雄を―のつひえに決すべし」〈太平記三四

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「労兵」の意味・読み・例文・類語

ろう‐へいラウ‥【労兵】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 兵士に骨を折らせること。また、疲れた兵士。疲兵。
    1. [初出の実例]「野軍に敵を疲らかして、雌雄を労兵(ラウヘイ)の弊に決すべし」(出典:太平記(14C後)三四)
  3. 労働者と兵士。特に、ロシア革命一九一七)以降労働者と兵士とが結びついた組織をいった。〔現代用語辞典(1925)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android