ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「動体予測」の意味・わかりやすい解説 動体予測どうたいよそく カメラに対して被写体が前後に動いている場合に,ピントをはずさずに撮影を可能にするためのオートフォーカス AF式測距システム。ミノルタが 1988年に発売したα-7700i に初めて搭載された。一眼レフカメラではシャッターボタンを押してから実際にシャッターが切れるまでにタイムラグがあるため,高速で走る自動車やランナーにはピントを合わせにくいが,動体予測は毎秒約 20回の間隔で AFを繰り返して被写体の平均速度を測定し,シャッターが切れる瞬間の被写体の位置を予測して,あらかじめその位置にピントを設定することができる。今日のフィルムAF一眼レフカメラやデジタル一眼レフカメラ,ミラーレス一眼カメラ(ノンフレックス)にはすべて搭載されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by