ミノルタ

百科事典マイペディア 「ミノルタ」の意味・わかりやすい解説

ミノルタ[株]【ミノルタ】

カメラ・複写機主体とする総合光学メーカー。1928年田嶋一雄が日独写真機商店を開業。1937年千代田光学精工として設立。カメラの専業メーカーであったが,1960年の複写機発売を契機に非カメラ事業である事務機器事業に参入。その後も1980年代にシステム開発・計測機器事業に参入するなど新分野拡大に注力し,総合光学メーカーに転換した。1994年ミノルタに社名変更。2003年コニカと経営統合しコニカミノルタホールディングスとなった。2006年3月,カメラ・フィルム事業から撤退。デジタル一眼レフのカメラシステムはソニーに譲渡された。
→関連項目コニカミノルタホールディングス[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミノルタ」の意味・わかりやすい解説

ミノルタ
Minolta Co., Ltd.

カメラ,事務機器メーカー。1928年日独写真機商店として創業,1931年モルタと改称,1937年千代田光学精工として改組設立,1962年ミノルタカメラとなる。1959年アメリカ合衆国,1965年ドイツ連邦共和国(西ドイツ),1975年フランスに販売会社を設立するなど,海外にも積極的に進出。1994年ミノルタに社名変更。当初は中級カメラを中心に発展光学ガラスの自社一貫生産を確立し,小型カメラから高級カメラ,電子複写機,マイクロ機器,事務機器などを手がけた。2003年コニカと経営統合して持株会社コニカミノルタホールディングス傘下に入ったのち,新設された事業会社に事業が引き継がれた。

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とっさの日本語便利帳 「ミノルタ」の解説

ミノルタ

machinery and instruments optical by Tashima(田嶋による光学機器)と、「稔る田」(創業者・田嶋一雄の母のことばから)

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

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