勘落(読み)かんらく

精選版 日本国語大辞典 「勘落」の意味・読み・例文・類語

かん‐らく【勘落】

  1. 〘 名詞 〙 中世領家幕府などが所領諸職を没収すること。
    1. [初出の実例]「此条、令落六名事承伏何事哉」(出典東寺百合文書‐は・正応二年(1289)八月日・若狭太良荘雑掌尼浄妙重申状案)
    2. 「槇尾寺領是又改られ候の処、既に欠落(カンラク)に及ばん事、嘆敷(なげかしき)の由申候て」(出典:信長公記(1598)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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