勝って兜の緒を締めよ(読み)カッテカブトノオヲシメヨ

デジタル大辞泉 「勝って兜の緒を締めよ」の意味・読み・例文・類語

ってかぶとめよ

敵に勝っても油断しないで、心を引き締めよ、というたとえ。

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ことわざを知る辞典 「勝って兜の緒を締めよ」の解説

勝って兜の緒を締めよ

戦いに勝っても油断することなく、また、成功しても慢心することなく、用心深く事に当たれ。

[使用例] 歴史を見ても、われわれ業界の有り様を見ても、なかなかそう勝って兜の緒をしめておらぬ。三年も景気いいと必要以上に拡張したりして、弱体化原因をつくるようなことをやる[松下幸之助仕事の夢・暮しの夢|1960]

[解説] 「兜の緒」とは、戦うに当たって、兜を頭に結びつけるためのひも。戦いに勝った後、ほっとしてそのひもを解き放つのではなく、逆に、敵の反撃にそなえてひもを締め直すぐらいの慎重さを持てというところからきています。

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