勝負の終り(読み)しょうぶのおわり(その他表記)Fin de Partie

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勝負の終り」の意味・わかりやすい解説

勝負の終り
しょうぶのおわり
Fin de Partie

アイルランド劇作家 S.ベケット戯曲。 1957年初演。窓が2つあるだけの部屋で,車椅子に座った盲目の老暴君ハム,彼に酷使されている息子らしき人物クロブと,それぞれドラム缶に入っているハムの両親が繰広げる,らちのあかないコミュニケーション・ゲームを描いた作品。外界終末を予感し,膠着状態から脱すべくむなしい努力を続ける登場人物を通して,人間の存在の不確実性を描いている。

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