勤子(読み)つとめこ

精選版 日本国語大辞典 「勤子」の意味・読み・例文・類語

つとめ‐こ【勤子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「つとめご」とも ) 色を売る若衆男色を業とする少年。特に、江戸時代、独立して営業していた歌舞伎子(かぶきこ)に対して、組にはいり親方支配を受けていた歌舞伎若衆をさした。勤め若衆。
    1. [初出の実例]「久松赤面して勤め子の心ざしと、それがしを同じ事とはいと口惜」(出典:浮世草子・嵐無常物語(1688)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android