匂いの花(読み)ニオイノハナ

デジタル大辞泉 「匂いの花」の意味・読み・例文・類語

におい‐の‐はな〔にほひ‐〕【匂いの花】

連句で、名残の裏定座じょうざ歌仙では5句目、百韻では7句目)に詠み込む花。名残の花。→花の定座

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「匂いの花」の意味・読み・例文・類語

におい【匂】 の 花(はな)

  1. 俳諧連句で名残(なごり)の折によみこむ花の句の称。名残の花。
    1. [初出の実例]「難波潟うら一巡やとしのくれ〈政仍〉 匂ひの花は雪中の〈西随〉」(出典:俳諧・生玉万句(1673))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android