匂やか(読み)ニオヤカ

デジタル大辞泉 「匂やか」の意味・読み・例文・類語

にお‐やか〔にほ‐〕【匂やか】

[形動][文][ナリ]
においやか1」に同じ。
電灯の光を浴びている遊女おんなの―な白粉の顔が」〈近松秋江青草
においやか2」に同じ。
「ふかぶかと胸一杯に―な空気を吸い込んだりした」〈梶井・瀬山の話〉

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精選版 日本国語大辞典 「匂やか」の意味・読み・例文・類語

にお‐やかにほ‥【匂やか】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「やか」は接尾語 )
  2. においやか(匂━)
    1. [初出の実例]「いとほそうにほやかなる独鈷を取らせて」(出典:能因本枕(10C終)三一九)
    2. 「花には露が、いっきりと、をいて、にをやかに」(出典:中華若木詩抄(1520頃)中)
  3. においやか(匂━)

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