匂菫(読み)ニオイスミレ

デジタル大辞泉 「匂菫」の意味・読み・例文・類語

におい‐すみれ〔にほひ‐〕【匂×菫】

スミレ科多年草。高さ約15センチ。葉は根際から出て、心臓形。春、濃紫色の芳香のある花が咲く。南ヨーロッパ西アジア原産。観賞用。バイオレット 春》

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精選版 日本国語大辞典 「匂菫」の意味・読み・例文・類語

におい‐すみれ にほひ‥【匂菫】

〘名〙 スミレ科の多年草。南ヨーロッパ、北アフリカおよび西アジア原産で、鉢植えにして観賞する。葉は長柄をもち根生する。葉身は心臓状卵円形で縁に鈍鋸歯(きょし)がある。早春、葉の間から花柄を出し、芳香のある濃紫色の花をつける。花は五弁で短い距(きょ)をもち香水原料になる。せいようすみれ。バイオレット。《季・春》 〔日本植物名彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「匂菫」の解説

匂菫 (ニオイスミレ)

学名Viola odorata
植物。スミレ科の多年草,薬用植物

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