北ノ山村(読み)きたのやまむら

日本歴史地名大系 「北ノ山村」の解説

北ノ山村
きたのやまむら

[現在地名]奈良市北野山きたのやま

布目ぬのめ川西方、邑地おおじ村南部にある。北野きたの(現山辺郡山添村)北方に続く。建保七年(一二一九)三月一一日紀姉子処分状(東大寺文書)に「在大和国添上郡北野御庄ノ内字大林」とあり、弘長元年(一二六一)四月二四日の伴重国畠地売券(同文書)には「在添上郡 北野庄之内字大林」とある。

元和郷帳・寛永郷帳や「寛文朱印留」には「北山村」とある。慶長郷帳の村高二五九・九四石。御番衆領から元和元年(一六一五)郡山藩(水野勝成)領。のち同藩の二割半無地高増政策で村高三二五・二二二石となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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