北マリアナ諸島(読み)きたマリアナしょとう(英語表記)Northern Mariana Islands

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「北マリアナ諸島」の意味・わかりやすい解説

北マリアナ諸島
きたマリアナしょとう
Northern Mariana Islands

正式名称は北マリアナ諸島連邦 Commonwelth of The Northern Mariana Islands。西太平洋,マリアナ諸島のうちグアム島を除く島々を占めるアメリカ合衆国自治領。首都チャランカノア (サイパン島 ) 。グアム島以北のアグリハン,アナタハン,パガン,サイパン島,ロータ島ティニアン島など 22の島々から成る。第2次世界大戦中は日本軍の基地がおかれ,サイパン島,ティニアン島などは激戦地となった。 1947年から合衆国の信託統治領となり,1975年自治権を得て,北マリアナ諸島連邦が成立。 1978年憲法を制定。住民はミクロネシア系で,合衆国市民権をもつ。公用語は英語。タロイモ,キャッサバなどの栽培,漁業が行なわれるが,主産業は観光。面積 457km2。人口 4万6100(2011推計)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android