北別所村(読み)きたべつしよむら

日本歴史地名大系 「北別所村」の解説

北別所村
きたべつしよむら

[現在地名]桑名市北別所・高塚たかつか町一―六丁目・青葉あおば町・松並まつなみ

現桑名市街地の西部丘陵地およびその麓にあり、北は大山田おおやまだ川の北岸に飛地がある。丘陵の頂部は高塚山とよび、前方後円墳がある。旧名を東別所とも称したといわれ、「久波奈名所図会」に「往古寺院の所領を別所と云、聖衆寺海善寺の古梵刹の寺領なるへし。東別所に対して西別所あり」とある。「信長公記」には天正元年(一五七三)「十月八日信長東別所へ御陣を寄させられ」とある。織田信雄分限帳には「当知 八拾貫文、横 北別所ノ内 伏屋善右衛門。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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