北寺村(読み)きたでらむら

日本歴史地名大系 「北寺村」の解説

北寺村
きたでらむら

[現在地名]花園村北寺

有田川上流の谷間の村。西は有田川下流簗瀬やなせ村、東は上流あたらし村。中世は高野山領花園庄に含まれたと思われる。近世高野山領。天保郷帳によれば「古者大滝村之内」とあり、村高三〇石余。「続風土記」によれば家数二四、人数一一一で、社寺として、村の氏神丹生高野にうこうや明神社、小祠五社(大将軍森・西ノ森太神宮など)徳竜とくりゆう寺、小堂二(地蔵堂・観音堂)廃寺として帝釈たいしやく寺・福竜ふくりゆう寺を記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android