北屋町(読み)きたたるやちよう

日本歴史地名大系 「北屋町」の解説

屋町
きたたるやちよう

[現在地名]堺市綾之あやのひがし一丁

綾之町の東にあり、東六間ひがしろつけん筋に西面する片側町。町名は南組の南樽屋町に対するもの。元禄二年(一六八九)堺大絵図に「北樽屋町」とあり、二二筆の宅地割。町会所は北から二筆目にあった。会所を除くすべてが樽屋を称し、完全な同業者町を形成しており、表間口も大部分が二間の均等割で、元和の町割の原型をある程度類推することができる。江戸時代前期の堺は「雍州府志」に「泉州堺ノ酒家ニ多ク造之ヲ、世に称堺醤油名産」と記すように酒・醤油など醸造品の産地であり、これに付随して樽製造業が発達、酒樽屋仲間が結成されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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