北山八幡神社(読み)きたやまはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「北山八幡神社」の解説

北山八幡神社
きたやまはちまんじんじや

[現在地名]玖珠町岩室 芝塚

たに集落の北端、北山の中腹鎮座。旧村社。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。社蔵の宝暦八年(一七五八)の岩室八幡宮縁起および棟札類によると、建久二年(一一九一)帆足氏の先祖が鎌倉鶴岡八幡宮より八幡神を分霊、岩室いわむろの玖珠川右岸の台地上にある壇の原だんのばるに勧請したのに始まるという。戦国期に兵乱によりことごとく灰燼に帰したが、天正期(一五七三―九二)春日明神の小さな社があった現在地に八幡神を移した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android