北山名村
きたやなむら
[現在地名]扶桑町山那・小淵
北には木曾川が流れ、東は木津村(現犬山市)、南は南山名村、西は中般若村(現江南市)に接する。仁和寺尊海の「あづまの道の記」に「天文二のとし神無月後の四日に、あづまのかたへことの用ありて下り侍るに(中略)尾張の国やなといへる処に一夜をあかし侍れば、其里にいとうつくしき若衆ありけり」とある。
小牧代官支配下の村で、高一七五石余のうち高一〇〇石が藩士織田遠江の給知。畑一九町五反三畝余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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