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般若 はんにゃ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

般若
はんにゃ

サンスクリット語 prajñāの音写。仏教用語で「智慧」の意。般若の概念は,古くウパニシャッドアートマンが智慧 (般若) の塊として説かれ,智慧から成るアートマンが万有の根源としてのブラフマンとされた。

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デジタル大辞泉の解説

はんにゃ【般若】

《〈梵〉prajñā; 〈パーリ〉Paññāの音写》
仏語。悟りを得る智慧(ちえ)。真理を把握する智慧。
能面の一。2本の角、大きく裂けた口をもつ鬼女の面。女性の憤怒(ふんぬ)と嫉妬(しっと)とを表し、「葵上(あおいのうえ)」「道成寺」などに用いる。面打ちの般若坊が始めたと伝える。般若面。
沈香(じんこう)の一。伽羅(きゃら)を用い、六十一種名香の一つに数えられる。
紋所の名。般若の面を図案化したもの。
船若面(はんにゃづら)」の略。

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百科事典マイペディアの解説

般若【はんにゃ】

(1)パーリ語のパンニャの音写。八正道波羅蜜(はらみつ)などを修めることによって現れてくる真実の智慧。事象を分析・判断する識から出発し,識を超越して存在のすべてを全体的に把握(はあく)できる智慧であり,般若によって仏陀となることができる。
→関連項目般若経

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世界大百科事典 第2版の解説

はんにゃ【般若】

サンスクリットのプラジュニャーprajñā,パーリ語パンニャーpaññāの音写語で,〈慧(え)〉と漢訳される。〈智慧〉という意味だが,仏教では単なる智慧ではなく,〈悟りを得るための真実の智慧〉あるいは〈あらゆるものごとを見通す見識〉を意図している。原始仏教およびそれを引き継ぐパーリ上座部仏教は,戒・定(じよう)・慧の〈三学〉をたてた。自らの行動を慎み(戒),自己の心をコントロールすること(定)によって,正しい見識(慧)が生じ,安らぎ(解脱=涅槃(ねはん))にいたると説く。

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大辞林 第三版の解説

はんにゃ【般若】

prajñā 智慧の意〕
〘仏〙 人間が真実の生命に目覚めた時にあらわれる、根源的な叡智。世界の窮極的真理を知ること。智慧。慧。
能の女面の一。二本の角をもつ鬼女の面。憤怒・嫉妬・苦悩の情を表す。目と歯には鍍金がはめられている。創作者は般若坊と伝える。般若面。
家紋の一。を図案化したもの。
「般若面づら」の略。

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世界大百科事典内の般若の言及

【華厳経】より

…漢訳3種およびチベット訳が現存し,サンスクリット本は〈十地品〉と〈入法界品〉の章のみがそれぞれ独立の経典として現存する。漢訳は仏駄跋陀羅(ぶつだばだら)Buddhabhadra訳60巻(418‐420),実叉難陀(じつしやなんだ)Śikṣānanda訳80巻(695‐699),般若(はんにや)Prājñā訳40巻(795‐798)で,同名のため,巻数によって《六十華厳》《八十華厳》《四十華厳》と呼んで区別する。ただし,《四十華厳》は〈入法界品〉のみに相当する部分訳である。…

【仏教】より

…したがって悟りは,四諦を現観する,諸法無我の理を知る,縁起・空性をみる,唯識たることに入るなど,教理に応じて種々に表現されるが,一言で言えば,真実をみる,あるいは,如実に知見するということである。この知る働きを智あるいは慧と呼び,般若と称する。これは通常の分別的認識とは異なり,無分別な直観である。…

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