日本歴史地名大系 「南山名村」の解説 南山名村みなみやなむら 愛知県:丹羽郡扶桑町南山名村[現在地名]扶桑町南山名北は北山名(きたやな)村に、東は上野(かみの)村(現犬山市)に、南は高木(たかぎ)村・斎藤(さいと)村に、西は下般若(しもはんにや)村(現江南市)に接している。天文二年(一五三三)の僧尊海の「あづまの道の記」に「尾張の国やな」とあり、文禄四年(一五九五)八月四日の豊臣秀吉寺領寄進状(名古屋総見寺蔵)には「丹羽郡ヤナ町内四百六十二石三斗」とあって、まだ南北に分れず一村のままである。慶長六年(一六〇一)七月九日の松平忠吉寺領寄進状(総見寺蔵)には「丹羽郡南矢那村ノ内三百石」とあるから、この間に南北二村に分れたことになる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報