北山新村(読み)きたやましんむら

日本歴史地名大系 「北山新村」の解説

北山新村
きたやましんむら

[現在地名]高砂市阿弥陀町北山あみだちようきたやま

東阿弥陀村の北に位置し、高御位たかみくら(三〇四・二メートル)の南麓に立地する。印南いなみ郡に属した。東阿弥陀村の植原道誓が当地に新田三町を開墾、正保二年(一六四五)一〇軒が来住したといわれ(増訂印南郡誌)、慶安五年(一六五二)北山新村として村立てされたという(元文二年「村明細帳」駒井家文書)元禄郷帳に東阿弥陀村枝郷の注記付きで村名がみえ、高三八石余。村高は幕末まで変わらない。開発以来姫路藩領。元文二年(一七三七)の前掲村明細帳では反別は八町余、家数一六(本百姓一三・水呑三)・竈数一八・人数一〇三、ほかに神子一、牛三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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