日本歴史地名大系 「北山方村」の解説 北山方村きたやまがたむら 岡山県:和気郡佐伯町北山方村[現在地名]佐伯町北山方吉井川東岸上に位置し、北は美作国英田(あいだ)郡上山(うえやま)村(現英田町)、南は南山方村。慶長一八年(一六一三)の和気郡御勘定帳に「山方村」とみえ、物成一二七石余、夫米七石余。同一〇年の備前国高物成帳(備陽記)では、矢田(やた)郷に含まれる。寛永備前国絵図に北山方村とみえ、高二七六石余。「備前記」では「山上」とされ、枝村として西野(にしの)・成仏(じようぶつ)・金田(かなた)・大多羅(おおだら)・柳沢(やなぎさわ)・正坪(しようつぼ)(現塩坪)・ツ子(ね)セがあげられる。「備陽記」では田畠三七町五反余、家数九六・人数五一一、岡山城下栄(さかえ)町まで道程九里、船路は倉安(くらやす)川通り城下京橋(きようばし)まで一一里、池八。文化年間の「岡山藩領手鑑」によれば、直高四一五石余、家臣丹羽三平の給地。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by